日本女子体操のキャプテンでエースである宮田笙子選手が、パリ五輪出場を目前にして飲酒・喫煙が発覚し、代表を辞退することになりましたが、週刊誌『週刊文春』が後追い報道しました。
同誌によると、宮田選手が高校時代、後輩に飲酒強要していたとのこと。
7月19日の日本体操協会の緊急記者会見では、宮田選手が飲酒・喫煙をそれぞれ1回ずつの行為と説明していましたが、やはりウソだったのでしょうか?
そこで今回は、宮田選手の高校時代に起こした事件について調査しました!
週刊文春の後追い報道で、高校時代に飲酒強要騒動を起こしていたことが判明
週刊文春は、この件についてさらに深く掘り下げた報道を行いました。
それによると、
週刊誌『フラッシュ』にも、「6月から7月に各1回」「常習性はない」という発表は事実ではなく、宮田選手には常習的な喫煙があったとされています。
さらに、5月の五輪最終選考会でも飲酒・喫煙の通報があったことが明らかになりました。
5月の通報については別記事でまとめているので、そちらをご確認ください。
鯖江高校時代の問題行動まとめ
週刊文春の記事には、このような内容が記載されています。
- 宮田選手が鯖江高校時代に後輩に飲酒強要し、体操部が活動休止に
- 京都出身の宮田選手は鯖江高校の寮に住んでいたが、これをきっかけに退去
- 退去後は、母と鯖江市内のアパートに住むことに
- 当時鯖江高校体操部を指導していた田野辺満監督は、現在の女子日本代表のコーチ
- 少なくとも田野辺監督は宮田選手の素行不良を把握していたはず
高校時代の監督が日本代表のコーチであるため、これが事実とするならば、緊急記者会見の事実確認で結託していた疑いがありますよね。
順天堂大学と日本体操協会は宮田選手の飲酒・喫煙を把握していた可能性が高い
今までの報道を合わせると、
まず、順天堂大学は宮田選手の飲酒・喫煙に関して、常習性のない飲酒・喫煙でなければパリ五輪に出場できると思っていたみたいですが、高校時代の問題行動を把握していなかったのか疑問が残ります。
また、日本体操協会も過去の通報を黙殺していたことを指摘されていました。
そしてなにより、体操日本代表のコーチを務めており直接的指導をしてきた順天堂大学体操競技部の原田睦巳監督と鯖江高校体操部を指導していた田野辺満監督がいて、知らないはずがないと思います。
今回の事件が明るみに出た背景には、内部告発の存在がいるようですが、群馬の選考会で通報をスルーしたのに対し、モナコでの通報はスルーできなかった理由が気になるところですよね。
内部通報者については別記事でまとめているので、そちらをご確認ください。
まとめ
宮田選手の代表辞退は、彼女自身にとっても、日本女子体操にとっても大きな打撃です。
著名人のなかには「たかが飲酒喫煙で代表辞退なんて」とコメントしていますが、今回の事態が示すのは、ルールを守らない行為が最終的にどれほど大きな影響を与えているかということです。
宮田選手が再び競技に復帰する際には、自らの行動を深く反省し、規範を守る姿勢を持つことが求められます。
そして、日本体操協会や教育機関も、選手の素行管理を徹底し、再発防止に努めることが必要です。
この事件を教訓に、才能ある若手選手たちが健全な環境で成長できるよう、関係者全員が協力して取り組んでいただきたいですね!
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